投稿日:2024年06月11日/更新日:2024年09月12日
建築関係の職業とは?8つのジャンル別に解説|自分に合った仕事を見つけよう
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「建築関係の職業」と聞いて、パッと思い浮かんだのはどのようなお仕事ですか?
代表的な職人はもちろん、建築関係の職業はたくさんあります。
また、建築業界では人員不足に悩んでいる企業が多く、ジャンルによっては就職しやすい場合もあるので需要がある業界です。
そこで今回は、8つの建築関係の職業について紹介します。
どのような職業があるのか?どの仕事が自分に合っているのか?気になる方はぜひ最後までご覧ください。
建築関係の8つの職業とは
建築関係にはさまざまな職種があり、身体を使う力仕事や室内で取り組む作業など、選択肢が多いのも特徴です。
今回は、以下の8つの職業ジャンルをご紹介します。
- 職人
- 施工管理職
- 設計職
- 技術開発職
- 営業職
- 事務職
- 企画・設計・デザイン
- 図面・模型作成・積算
それぞれ見ていきましょう。
1:職人
職人とは、現場にかかわる専門的な人材のこと。
建設業の職人といっても、さまざまな現場があるため、職人の種類も多いのが特徴です。
- 大工
- とび
- 電気工
- 解体工
- 配管工
- 塗装工
- 左官工
- 鉄筋工
主な職種だけでも、これだけ多くの職人が存在します。
基本的に体力が必要な力仕事が多いのが特徴です。
職種によっても異なりますが、職人になるためには工事会社や工務店などで就職し、経験を積み、技術を磨き知識をつけていかなくてはいけません。
2:施工管理職
施工管理職は「現場監督」を意味し、現場で働く職人たちをとりまとめる任務を担っています。
人工(職人の数)調整や、材料の受発注管理など仕事内容は多岐にわたり、覚えることも非常に多いのが特徴です。
統率が取れなければ、職人からの信用を得られず、現場が混乱する原因の1つとなるため、重要なポジショニングでもあります。
3:設計職
設計職とは、建築物の設計をする仕事をする「設計士」のこと。
下記のような資格保有者を指します。
- 一級建築士
- 二級建築士
- 木造建築士
設計士も現場に行くこともありますが、設計図の作成は基本的に事務所で作業を行うことが一般的です。
4:技術開発職
文字通り、建設に関わる技術開発を行う職種です。
ドローンによる土地の測量や外壁の遠隔目視、建設機械をAIが操縦するなど、さまざまな場面でITやAIが取り入れられています。
しかし、他の業界に比べると建設業界のIT化は遅れているため、技術開発職員には高い期待が寄せられているもの事実です。
ITシステム構築やロボット開発などの知識や開発スキルも必要とされることから、経験者が優遇される傾向にあります。
5:営業職
建設業界における営業は、実際に工事の受注を獲得するのがメインの仕事です。
営業は仕事を受注するためには欠かせません。
そのほかにも、カスタマーサクセスやインシデント対応なども対応するケースもあります。
大手ゼネコンやハウスメーカーは専門の営業担当がいますが、工務店や1人親方であれば職人との兼業で営業をする方も多いでしょう。
6:事務職
建設業にも事務職は、必要不可欠です。
資金の管理をする経理や従業員を管理する人事はもちろん、業務を円滑にサポートする総務などが存在します。
また、営業課と兼任する場合や、カスタマーサクセス、インシデント対応を任される場合も。
ちなみに、建設業の経理には「建設業経理士」という資格があるため、それを取得していれば就職に有利です。
7:企画・設計・デザイン
建築関係には、企画・設計・デザインの分野があり、以下の2つの仕事があります。
- 建築士
- インテリアコーディネーター
それぞれ簡単に紹介します。
建築士
建築士の仕事は、主に以下の3つの内容が当てはまります。
- 建築物の設計
- 工事の監督
- 工事の管理
測量や地盤調査など現地調査の結果、建築主の希望やイメージから、どうしたら実現できるかを考えて設計を立てていきます。
もちろん、依頼主の希望を叶えつつ、安全性もしっかりキープしなければなりません。
建築基準法にのっとり、十分な耐久性が確保できるように、建物の形や使う素材のアドバイスをしてきます。
建築士になるためには、一級建築士や二級建築士、木造建築士など国家資格が必要です。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターとは、依頼主の希望を形にするために照明や壁紙、設備などのアドバイスを行います。
建築士が建物の大枠を設計し、インテリアコーディネーターはさらに細部の住居空間のコーディネートを担当するイメージです。
インテリアコーディネーターの資格はありますが、取得していなくても就職可能です。
また、お客様の意見やお悩みに沿ってアドバイスをするため、コミュニケーション能力が必要でしょう。
ほかにも全体のバランスを考えるため、美的センスや色彩感覚も求められます。
8:図面・模型製作・積算
建築関係で図面・模型製作・積算を行う職種です。
以下の3つの仕事をご紹介します。
- CADオペレーター
- 建築模型製作士
- 建築積算技術者
それぞれ見ていきましょう。
CADオペレーター
CADオペレーターとは、コンピュータを使って建築用図面や設計図を作成する仕事です。
主な業務内容は、ソフトを使って建築士が作成したラフ案や設計図を、より詳細に見やすく描く作業が行われます。
コンピュータ上で作成すると修正もしやすく、管理や共有も快適に行えるのもポイントです。
特に資格がなくとも就職が可能なため、興味がある人はCADの知識について勉強し、知識を身につけるといいでしょう。
建築模型製作士
設計図をもとに、縮小したスケールの模型を作成する仕事です。
図面だけでは気づきにくいところも、実際模型として形にすることで、事前に問題点などが見つけやすくなります。
しかし、求人数がそこまで多くないため、CAD技術や資格と合わせて狙うとよいでしょう。
建築積算技術者
建築積算技術者は、設計図や仕様書をもとに、その建物を建てるために一体どれくらいの費用がかかるのかを算出する仕事です。
建築材料の必要数と値段などから、工事費の見積書や内訳明細書を作成するので、基本的にデスクワークになります。
そのため、体力に自信がない人でもデスクワークを希望する人におすすめです。
建築系の職人や職種に向いている人の性格や強み
職人は、特に以下の性格や強みがある人が向いています。
- 体力に自信がある
- 体幹が強い
- 自己管理ができる
- ひとつの物事に集中できる
- チャレンジ精神がある
- 忍耐力がある
- 集中力がある
- モノ作りが好き
- 上下関係を大切にできる
職人でもデスクワーク系のどちらでも、建築関連の職種は大きなゼネコンに就職することも、独立することも可能です。
それぞれのライフワークや目標、人生設計を自由にカスタマイズできます。
まずは「手に職」をつけるために、自分の興味関心がある分野を見つけてみましょう。
自分の強みを活かせる建築関係の職業に就こう!
建築関係の職業は、大きく分けて8つのジャンルがあります。
身体を使う体力勝負のお仕事もあれば、コツコツと作業をするデスクワークなどさまざまです。
性格や強みは人それぞれ異なるため、自分の強みを活かせるお仕事に就くのが理想的ですね。
自分はもちろん、誰かの役に立てると自然と自信がつき、やりがいを感じられるでしょう。
今回ご紹介した建築関係の職業を参考に、少しでも気になる仕事があったら嬉しいです。