投稿日:2024年10月30日/更新日:2024年10月30日
建設業集客に最適なSNSはどれ?活用メリットや実際のアカウントを紹介
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建設業における顧客獲得や認知向上のために、WebマーケティングやSNS活用を始めたい担当者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、SNSといってもさまざまな種類があるので、どれを使用すれば良いか悩みどころですよね。
本記事では、建設業集客に最適なSNSを解説するとともに、活用メリットや実際のアカウントを紹介します。
ぜひ、これからSNSで集客や認知活動を行いたい担当者の方は、参考にして自社アカウントの成長を促しましょう。
建築業でSNSを用いた集客を行うメリット
建築業でSNSを用いて集客を行うメリットとして、以下があげられます。
- 低コストで運用できる
- ユーザーとダイレクトにやり取りできる
- 拡散力が高い
- 自社の商品やサービスを視覚的に訴求できる
各メリットについて、詳しく解説します。
低コストで運用できる
SNSを用いて集客する最大のメリットが、低コストで運用できる点です。
多くのSNSは、無料でアカウント作成できるため登録さえすればすぐに始められます。
また、自社スタッフが対応すれば運用コストも抑えられるため、低コストで運用が可能です。
ユーザーとダイレクトにやり取りできる
SNSに投稿すると、興味を持ったユーザーからコメントやダイレクトメッセージが届く場合があります。
日常的にSNSを利用している人の場合、身近に感じてもらいやすく訪問営業やテレアポで営業するよりも高い反響を得られる場合が多いです。
魅力的な投稿を繰り返せば、多くのフォロワーを獲得することも可能です。
自社商品やサービスに対して、ユーザーからの率直な意見を収集することで、開発や改善にも役立てられるメリットもあります。
拡散力が高い
SNSは利用者が多く、幅広い年代が日々活用しているため拡散力の高さがメリットの1つです。
参照:2024年|日本・世界のSNSの利用者数ランキングまとめ!SNS別のマーケティング成功事例も解説|hottolink
SNSでは、投稿を気に入ったユーザーが簡単に拡散できる機能が備わっているので、広い範囲でプロモーションできます。
よって、企業側としてはいかに拡散されやすい投稿を配信できるかが重要です。
自社の商品やサービスを視覚的に訴求できる
SNSの場合、画像だけでなく動画も併せて投稿でき視覚的にわかりやすく訴求可能です。
X(Twitter)は文章と画像と短い動画、YouTubeは動画やショート動画、TikTokはショート動画特化など。
文字だけよりも、パっと見ただけで分かりやすい画像や動画を使えば、より拡散力も高まるでしょう。
実際に担当した建築物や施設など、これまでの施工実績を視覚的にPRすることも可能です。
建築業でSNSを用いた集客を行うデメリット
建築業でSNSを用いた集客を検討する際には、以下のデメリットがあることを念頭において慎重に検討してください。
- 炎上するリスクがある
- 情報漏洩のリスクがある
- 定期的に投稿しないと効果が出ない
- 長期継続して対応する必要がある
各デメリットについて、詳しくみていきましょう。
炎上するリスクがある
SNSを用いた集客を実施する際には、炎上リスクがある点に注意しなければなりません。
何も考えずに投稿してしまうと、投稿内容が問題視されて自社のイメージや信用が低下する可能性があります。
悪い投稿は瞬く間に拡散されてしまう傾向にあるので、特に注意が必要。
また、行き過ぎた投稿についても問題となり炎上するケースが散見されます。
情報漏洩のリスクがある
SNSを運用する上で、情報漏洩のリスクがあることは常に念頭に置く必要があります。
特に、アカウントの乗っ取りやなりすましなどによって個人情報の流出するケースです。
情報漏洩が発生する原因としては、社員が企業の情報管理に対して認識が不十分な場合や、SNSの利用ガイドラインが存在しなかったなどがあります。
情報漏洩することで、企業のイメージが悪化するので発生させない対応が必要です。
定期的に投稿しないと効果が出ない
SNSによる投稿は、一度実施すれば良いわけではありません。
定期的に投稿して、徐々にフォロワーを増やしていくことで、より高い集客効果を得られます。
ただし、多くのフォロワーを獲得したとしても、定期的に投稿しないと離れてしまうケースがある点には注意が必要です。
よって、常に新しい話題を提供してフォロワーの離脱を防ぐ対応が必要となります。
長期継続して対応する必要がある
SNSによる集客は、継続して投稿しなければならないため、長期的な対応が必要です。
また、一定のスキルや知識を持ったスタッフが対応することも重要となります。
そこで、専任の担当者を付けて長期的に対応しないと、思うような効果を得られない場合が多いです。
建築業でSNSを有効活用している実例
実際に、建築業でSNSを有効活用している実例が多く見られます。
ここでは、SNSを有効活用している企業を、実例を交えて紹介します。
清水建設株式会社
清水建設は、スーパーゼネコンのうちの一社として知られています。
清水建設公式チャンネル | 3,570フォロワー | |
清水建設株式会社【公式】 | 8,904フォロワー | |
現場図鑑 Powered by 清水建設 |
1.9万フォロワー
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シミズ・ドリーム | 5,171人フォロワー | |
なし | ||
なし |
現場図鑑では、実際に施工した現場や方法の情報を投稿しており、好評を博しているのです。
また、少し笑えるようなユニークな内容で注目を集めています。
大高建設
大高建設は、富山県黒部市の宇奈月温泉に本社を構えている建築会社です。
地方の建設会社であるもののX(Twitter)は15,000フォロワーを獲得しています。
大高チャンネル | 172フォロワー | |
大高建設/えかたんたん/黒部川の防人 | 1.5万フォロワー | |
大高建設株式会社 | 338フォロワー | |
なし | ||
なし | ||
なし |
Xでは、富山の風景や社内の雰囲気などを分かりやすく伝えており、自社を身近に感じてもらえる投稿が多いです。
また、動画を用いてわかりやすい投稿が良いのも特徴的です。
新光重機株式会社
新光重機株式会社は、千葉県にある建設機械総合レンタルと足場仮設工事の会社です。
重機や看板を使用して、若い人にも注目を集める投稿をしており、Xでは66,000人のフォロワーを獲得。
なし | ||
新光重機株式会社【公式】 | 6.6万フォロワー | |
なし | ||
なし | ||
なし | ||
新光重機(建機レンタル) スタンプ |
女性スタッフが運営しており、女性ならではの視線で配信している点も特徴的です。
さらに、ミニチュア重機や会社特製のうちわなどのプレゼント企画を実施して、好評を博しています。
大工の正やん
大工の正やんは、作業風景や建築業に関する豆知識などを発信しているYouTuberです。
大工歴50年のベテラン職人であり、Xでのフォロワーは16,000人程度もいます。
大工の正やん | 78.5万フォロワー | |
大工の正やん | 2.5万フォロワー | |
なし | ||
なし | ||
大工の正やん | 110.2Kフォロワー | |
LINE VOOM |
Xでは、特に「1分で○○をする」投稿が好評を博しており、いいねやリポストが発生しています。
YouTubeについても、大工系としてはトップクラスの影響度を誇り、使用している道具などは大工の正やんショップで販売しており、集客に一役買っている形です。
FORT建築設計
FORT建築設計は、岡山や福山、倉敷をメインにサービスを提供している建築会社です。
家づくりを通じて、住む人の暮らしを豊かにして幸せにすることをモットーとしており、その理念などをSNSを通じて紹介しています。
岡山・福山・倉敷のFORT建築設計 | 899フォロワー | |
なし | ||
FORT建築設計|岡山•福山・倉敷 |
7.4万フォロワー
|
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株式会社fort 岡山・福山のデザイン住宅 | 233フォロワー | |
なし | ||
なし |
FORT建築設計では、主にInstagramを活用しており、70,000人近いフォロワーを獲得しています。
おしゃれでかっこかわいい、デザイン住宅の風景を紹介する投稿が好評を博しており、人気が高いです。
株式会社明神綜合建設
株式会社明神綜合建設は、兵庫県姫路市に本社がある建築会社です。
基礎を大事にする工務店 明神綜合建設 | 644フォロワー | |
なし | ||
(株)明神綜合建設 | 1,450フォロワー | |
なし | ||
なし | ||
公式LINE | 46フォロワー |
Instagramをメインとして活用しており、フォロワーは1,400人程。
地下空間や水回りなど、普段見ることができない箇所の紹介を行っている点があげられ、高い注目を集めています。
ミサワホーム北越
ミサワホーム北越では、主にLINEを活用した集客を実施しています。
友だち登録したユーザーに対して、イベントや分譲地に関する情報を提供しています。
なし | ||
なし | ||
1,683フォロワー | ||
なし | ||
なし | ||
公式LINE | 2,779フォロワー |
さらに、住宅の購入資金をプレゼントする企画などを開催しているのも特徴的です。
Instagramのアカウントでも、主に動画を用いたプロモーションを展開しています。
アイダ設計
アイダ設計は、狭い土地の施工に強いハウスメーカーとして有名です。
SNSでも、TikTokを活用してナレーション付きの内観動画を投稿しています。
いろどりアイタウン | 431フォロワー | |
なし | ||
アイダ設計【公式】注文住宅・分譲住宅 | 1万フォロワー | |
アイダ設計 | 3,343フォロワー | |
3,880フォロワー | ||
公式LINE | 1,929,303フォロワー |
動画を活用することで、まるで内覧をしているかのような雰囲気をユーザーに与えられるメリットがあります。
小川水道メンテナンス
小川水道メンテナンスは、東京都江戸川区にある水道のメンテナンスを主に手掛ける企業です。
排水管の高圧洗浄や詰まり修理に強みがあり、多くのユーザーを確保しています。
花のお掃除〜小川水道メンテナンス〜 | 13.5万フォロワー | |
花のお掃除 | 1,945フォロワー | |
小川水道メンテナンス 花 | 458フォロワー | |
なし | ||
なし |
小川水道メンテナンスでは、YouTubeチャンネルを開設してライブやショート動画を投稿しています。
また、リアルタイムチャットも受け付け ていて、ユーザーとのコミュニケーションツールとして活用しているのが特徴的です。
解体カズーマチャンネル
解体カズーマチャンネルは、株式会社クリーンアイランドの社長が運営しているYouTubeチャンネルです。
株式会社クリーンアイランドでは、主に解体工事や原状回復工事を請け負っています。
解体カズーマチャンネル | 3.94万フォロワー | |
なし | ||
株式会社クリーンアイランド【全国対応の解体業者】 | 2,725フォロワー | |
なし | ||
かいたいかずうま解体カズー社長【公式】 | 6,925フォロワー |
解体カズーマチャンネルでは、解体工事の裏話や社長のプライベートなどを配信しており、4,000ビュー以上をコンスタントに獲得しています。
建設業でおすすめのSNS
建設業でSNSを用いた集客を実施したい場合、以下のSNSを活用するのがおすすめです。
- X(Twitter)
- YouTube
- LINE
各プラットフォームの特徴などについて、詳しく解説します。
X(Twitter)
X(Twitter)は、SNSのなかでも知名度の高いプラットフォームです。
140文字以内の短文で投稿するスタイルが特徴的であり、画像や短い動画(2分)の投稿もできます。
参照:【2024年5月版】主要 SNS のユーザー層を比較/年齢層・特徴を徹底解説|Glad Cube
また、気になる投稿があった場合、自分のフォロワーにシェアできる機能であるリポストがあり、話題性の高い投稿は拡散されて、より広く行きわたる特徴があります。
ほかにも、検索機能によって興味関心や所在地を特定されやすい点も魅力的です。
Instagramは、文字よりも画像が動画を用いたプロモーションを実施したい際におすすめのプラットフォームです。
特に、若者の利用率が高いので若い世代向けに集客したい際に特におすすめでしょう。
一方で、画像の準備が必要となり、どのような投稿内容にすればターゲットとなるユーザーを獲得できるのかを事前にリサーチし、しっかりと戦略設計を立てて対応する必要があります。
また、ショート動画であるリール機能を有効活用できるかによって、より高い集客効果を得られるかどうかが決まります。
Facebookは、実名での登録が基本のため、ほかのSNSよりも信頼性が高い特徴があります。
ほかにも、海外の個人や企業をターゲットに情報発信したい場合にも向いたプラットフォームです。
Xと同様にシェア機能が充実しており、拡散されやすい特徴もあります。
YouTube
YouTubeは、動画を用いて集客したい際に最適なプラットフォームです。
動画によって、テキストや静止画では伝えきれない情報を容易に伝えられるメリットがあります。
実際に、建築現場の風景や建物が完成するまでの工程を紹介する動画が公開されています。
幅広い世代に利用されており、しっかりと作り込んだ動画配信を実施したい際におすすめです。
LINE
LINEは、身近な人物とのコミュニケーションツールとして圧倒的なシェアを誇ります。
特に公式アカウントを運用して、キャンペーンやイベントを告知したい際に特におすすめです。
拡散力という観点ではほかのSNSと劣る傾向があるので、用途に応じた使い分けを意識して運用する必要があります。
まとめ
建築業界にとっても、SNSは欠かせない集客ツールとなっています。
特に、個人向けの住宅などを提供している会社にとって、より身近な存在をアピールするためにはSNSはぜひ活用したいものです。
ただし、SNSを用いた集客を実施するためには戦略性を持った対応が必要です。
今回紹介した内容を参考に、SNSを用いた集客を実践してみてはいかがでしょうか。