投稿日:2025年07月12日/更新日:2025年07月12日
【無料で使える】建設業チャットツールおすすめ7選|メリットや注意点も紹介
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建設業では、いかに情報を共有できるかが重要なテーマとなります。
特に、大型プロジェクトにかかわる場合、対顧客だけでなく社内でいかに情報をシェアしながら仕事できるかを考える必要があります。
そこで、導入を兼用したいのがチャットツールです。
では、どのようなチャットツールを導入すると良いのでしょうか?
本記事では、無料で使用できるおすすめの建設業チャットツールや、チャットツールを使用するメリットや注意点も紹介します。

そもそもチャットツールは必要?
チャットツールとは、主にコミュニケーションに使用されるプラットフォームやツールのことを指します。
最も身近なツールとして、LINEやKakaoTalkなどが有名でしょう。
業務内においてもチャットツールは使わず、LINEやメールでしかやりとりしない方も多いのではないでしょうか?
しかし、LINEやメールなどはセキュリティーが弱く情報漏洩やアカウントの乗っ取り、個別アカウントへの一斉送信ができないなどさまざまなデメリットがあります。
特に、LINEは個人で利用することを想定した設計であり、基本的にはビジネス用途で使用するためにはLINEビジネスアカウントの作成が必要です。
そのため、安心して使えるチャットツールの活用が重要です。

建設業で活用できるチャットツールおすすめ7選
本章では、特に建設業で活用できるチャットツールを7つ紹介します。
おすすめツールは以下のとおりです。
- Chatwork(チャットワーク)
- KANNA(カンナ)
- 現場ポケット
- WowTalk(ワウトーク)
- Slack(スラック)
- direct(ダイレクト)
- 現場クラウドConne(コンネ)
それぞれ見ていきましょう。
Chatwork(チャットワーク)
ChatWork株式会社が提供するChatWork(チャットワーク)は、クラウド型ビジネスチャットツールとして有名な存在です。
2023年10月時点で41万社以上、2019年から5年連続で国内ビジネスチャット利用者数で1位を獲得している人気ツールとなっています。
主な機能として、以下を行えます。
- チャット
- タスク・ファイル管理
- ビデオ・音声通話など
月額0円のフリープランから始められ、メッセージ閲覧は直近40日、ユーザー数100人、ストレージ10GBまで使えます。
Chatwork(チャットワーク)の特徴として、投稿したメッセージを編集したり削除できる点が挙げられます。
誤った情報を提供した場合、すぐに気づいて修正すれば訂正メッセージを送付する必要はありません。
また、Chatwork(チャットワーク)はシンプルで使いやすく、誰でも操作をすぐに覚えられる点も魅力的なツールです。
KANNA(カンナ)
株式会社アルダグラムが提供するKANNA(カンナ)は、初期コスト0で導入でき、アプリとクラウドで利用できるアプリ満足度ランキングNo1のチャットツールです。
KANNA(カンナ)では、以下の作業を行えます。
- 工事写真管理
- 図面共有と編集
- 報告書作成
- チャットや報告など
案件一覧をボードやカレンダー形式で表示できるため、内勤との連携にも最適です。
フリープランなら、10アカウント200GBまで利用可能です。
しかし、データの入力・出力や電子掲示板、工程表などは別途料金が必要となります。
工事現場において仕事するために特化したチャット機能が魅力的であり、工事案件ごとにチャットグループを作成できます。
また、過去に会話した内容や、共有した資料データなども見返しやすく設計されています。、
現場ポケット
株式会社アステックペイントが展開する現場ポケットは、現場管理に必要な機能(日報、写真共有、現場連絡など)に特化したチャットツールです。
利用料は年間契約10,800円(税抜)/月、月額契約12,800円(税抜)/月のみとなっています。
しかし、ユーザー数が無制限で利用でき、ファイルの保存期限もないのでいつまでも情報を残すことが可能です。
シンプル設計で使いやすいのが特徴であり、誰でもすぐに操作を覚えられます。
現場ポケットの主な機能は、以下のとおりです。
- 報告書機能
- 日報機能
- トーク機能など
ほかのツールと比べて格段に料金が安いことに加え、アカウント数やデータ容量、現場登録数も無制限に使えます。
ただし、シンプルゆえ機能が少なく、またサポート体制も弱いため、多様な業務に対応したい場合は注意が必要です。
WowTalk(ワウトーク)
キングソフト株式会社が提供するWowTalk(ワウトーク)は、シンプルな操作性と高いセキュリティが特徴のチャットツールです。
企業や部署に合わせて、カスタマイズできる点も特徴です。
WowTalk(ワウトーク)では、主に以下の機能を利用できます。
- コミュニケーション機能
- 音声・ビデオ通話
- 日報・タスク機能
- アルバム登録など
シンプルプランなら、1ID360円/月で、90日間のトーク検索や月30GBまでファイルアップロード可能です。
また、安否確認機能もあるため、有事の際にも活用できるでしょう。
さらに、様々なツールを開発しているキングソフト株式会社製のソフトらしく、22カ国語への翻訳機能があり、海外の顧客とのやりとりもしやすいメリットもあります。
セキュリティ面では、組織内のセキュリティやプライバシーを遵守するため、各階層別に利用制限をかけることも可能です。
Slack(スラック)
Slack(スラック)は米カリフォルニアの企業Salesforceが運用する、チームコミュニケーションを重視したチャットツールです。
案件ごとやチームごとにチャンネルを作成可能で、その中でもコメントごとに返信を返すことができます。
また、オリジナルのスタンプを作成できるので名前スタンプで既読やハンコ風に活用したり、「済」や「未」などでタスクを視覚的に確認することも可能です。
Slack(スラック)の主な機能は、以下のとおりです。
- チャンネルベースの会話
- ファイル共有と検索
- GoogleやZoomなどほかツールとの連携
- 音声・ビデオ通話機能など
利用料は0円のフリープラン、プロプランの1,050円/月、ビジネスプランの1,800円/月の3種類があります。
フリープランでも問題なく活用できるので、まずはフリーでお試ししてみてはいかがでしょうか。
プロジェクトの途中参加であっても、過去の過去が閲覧できる点も魅力的なツールです。
direct(ダイレクト)
direct(ダイレクト)は、株式会社L is Bが運用する現場に特化したビジネスチャットです。
大林組や鹿島建設などゼネコンやサブコンなどから高い人気を獲得しています。
direct(ダイレクト)では、音声通話やビデオ通話、画面共有、ファイル共有などの機能以外にも、アンケート機能がある点が魅力的です。
direct(ダイレクト)で利用できる基本機能は、以下のとおりです。
- トークや通話機能
- ファイル共有や集計機能
- 音声入力やボイスメッセージなどの入力支援
- ゲストモード機能で元請や下請企業間もOKなど
フリープランはユーザー10名・トークルーム15個・5GBまでとなります。
ベーシックは月6,000円でユーザー10名・トークルーム400個・5GBです。
次いで、12,000円/月のプラスプランや、27,500円/月のプレミアムプランなど、プランも多彩です。
企業の規模に応じて、お得な料金で利用できるメリットがあります。
現場クラウドConne(コンネ)
株式会社現場サポートが展開する現場クラウドConne(コンネ)は、現場はもちろん施工管理にも特化したコミュニケーションツールです。
社内以外にも、アカウントを作成すれば協力会社の外部ともやりとりが可能です。
現場クラウドConne(コンネ)で利用できる機能には、以下が挙げられます。
- 部署や現場ごとのスペース機能
- ファイル共有管理ドライブ機能
- 工程表などのスケジュール機能
- チャット機能
- 案件ごとの進捗管理
- 稟議や認証作業のフロー機能など
個人のみで使うパーソナルプラン(1名・5GB・0円)、フリープラン(5名・5GB・0円)など、画像だけ保存したい場合にも活用できます。
ほかは、松・竹・梅とランク分けされているのも分かりやすいポイントです。
建設業でチャットツールを導入するメリット
建設業でチャットツールを導入するメリットとして、以下3点が挙げられます。
- プロジェクトの進捗管理が簡単にできる
- セキュリティの強化が図れる
- 複数人との情報共有が容易に可能
各メリットの詳細は、以下のとおりです。
プロジェクトの進捗管理が簡単にできる
チャットツールを使用することで、プロジェクトの進捗管理が簡単にできるメリットがあります。
案件管理機能やタスク機能、チャンネル機能があれば、案件ごとに管理を行うことが可能です。
事務方との連携強化にもつながり、ミスやインシデント対策にも役立ちます。
セキュリティの強化が図れる
チャットツールを使用することで、セキュリティの強化が図れるメリットがあります。
企画段階の見積もりや図面情報はもちろん、やり取りするユーザーの個人情報を保護できます。
たとえば、給料明細をチャットツール以外でやり取りすると、氏名や住所、口座番号や金額まで流出してしまうリスクがあるのです。
そこで、チャットツールを使用すれば閲覧レベルを限定できる場合が多く、必要な情報を必要な人にだけ届けることができます。
複数人との情報共有が容易に可能
チャットツールを使用すれば、複数人との情報共有が容易です。
社内に限らず、協力会社や個人の職人とも、さまざまなユーザーと一貫したコミュニケーションを取れます。
ただし、アカウントを作る必要があり、顧客と共通のツールを使用しなければなりません。
しかし、大本の企業が有料プランなら、外部ユーザーは無料のケースが主なので費用もかかりません。

建設業でチャットツールを導入する際の注意点
建設業でチャットツールを導入する際、以下の点に注意しなければなりません。
- 導入には人的コストがかかる
- 有料プランから始めるのはNG
各注意点について、詳しくみていきましょう。
導入には人的コストがかかる
導入する際には、ツールやプランの選別をはじめ、カスタマイズや社内外への情報共有など、さまざまな人的コストがかかります。
また、使いこなすために社内研修や外部研修などが必要になる場合もあるでしょう。
特に、スマートフォンやパソコンが苦手と感じている職人は多いものです。
そのため、徐々に慣れてもらう必要があります。
有料プランから始めるのはNG
チャットツールには、有料プランが用意されているものが多いです。
有料プランは、さまざまなツールやオプションがあるので魅力的だが、まずはフリープランからはじめましょう。
これは、いきなり有料プランから始めると後から使いづらかったとなると、コストがよりかかってしまうためです。
まとめ
建設業においても、チャットツールは有効活用できます。
特に、規模が大きなプロジェクトを進める際には、チャットツールの導入が不可欠となるでしょう。
しかし、現場の職人にとっては馴染みがなく抵抗される場合もあります。
本記事で紹介した内容を参考に、誰でも使いやすいチャットツールを導入しましょう。