投稿日:2025年04月17日/更新日:2025年04月17日
【簡単に実践OK】建設業で受注率を上げる8つの方法|攻略法を紹介
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建設業界において、より利益を上げるためには受注率を上げる対策を図りたいものです。
特に、1つの受注で大きな利益が発生する場合、受注率は重要な指標となります。
では、具体的にどのような方法で受注率を上げることができるのでしょうか?
本記事では、建設業界で受注率を上げる方法を紹介するとともに、効果的に集客するポイントについても解説します。

決算からみる建築・建設業界の現状
受注率を高めるためには、業界としてどの程度の需要や売上があるのかを把握しておくことが重要です。
建設会社の2024年度決算によれば、売上高は大手・準大手・中堅の全てで増加し、過去20年間で最高値をマークしました。
大手は前年度同期比6.7%増の5.1 兆円と過去20年で初めて5兆円を突破。
準大手は同5.1%増の2.7兆円、中堅は同1.8%増の1.3兆円と、増加率に差はあるものの着実に伸びています。
好調の要因としては、個人消費の回復や公共投資の安定、民間設備投資の持ち直し、大型再開発や大規模半導体工場の国内誘致などが需要を支えた結果となりました。
下の画像は、過去3年間の平均連結売上高を大手・準大手・中堅の階層ごとに分類した表です。
参照:2025年3月期(2024年度)第2四半期主要建設会社決算分析|建設経済研究所
売上高トップは鹿島建設、次いで大林組、清水建設、大成建設と並び、最後は竹中工務店の順位となりました。
また、大手だけではなく、特に中堅企業が前年に引き続き大幅に増加したこともポイントです。
若手・中堅の建設会社で受注率を高める3つのメリット
大手に限らず、建設業界で受注率を高めることで受けられるメリットは計り知れません。
主なメリットは以下のとおりです。
- 業績向上と資金繰りの改善
- 信頼性の改善や向上
- 集客や人材確保にかかるコストの削減
それぞれ簡単に紹介します。
業績向上と資金繰りの改善
1つめは、業績向上と資金繰りの改善ができる点でしょう。
当たり前ですが「受注率=利益」なので、受注率と利益は切っても切れない関係です。
利益が増えれば、設備投資や福利厚生の充実をはじめ、新たな取引先開拓や販路拡大ができます。
そのため、業績向上はもちろん、資金運用の改善も期待できるでしょう。
信頼性の改善や向上
2つめは、信頼性が高まる点です。
受注率が上がり利益や業績が大きくなれば、誠実で信頼できる会社だと認識されます。
より大きな案件受注ができたり、銀行からの融資ハードルが下がったりなど、信頼性が高まることでさまざまなメリットを享受できるでしょう。
集客や人材確保にかかるコストの削減
最後は、さまざまな広告コストの削減が可能なことです。
受注率を上げるための集客や、人材募集・人材確保の施策として、多くの費用がかかります。
しかし「受注率を上げる→信頼性を高める→企業資産や社内体制の循環」が成功すればコストカット可能です。

【実践しやすく効果が高い順】建設業の受注率を上げる8つの集客方法
ここでは、実行しやすく効果が高い順に8つの方法を紹介します。
受注率を上げるための方法は、以下の8とおりです。
- 1:自治体へサービス登録をする
- 2:Googleマップに表示させるMEO設定を行う
- 3:Webサイトを立ち上げる・充実させる
- 4:建設マッチングサイトへ登録する
- 5:SNS運用の立ち上げ・改善を行う
- 6:セミナーや相談会を開催する
- 7:Web広告を出稿する
- 8:DMやポスティング、テレアポを行う
各方法の特徴や活用方法について、解説します。
1:自治体へサービス登録をする
まずは、自治体へ建設に関わるサービスを展開していると登録することです。
登録を行えば、公共工事の入札に参加できたり、顧客と会社をつなぐ窓口としても活用できます。
特に、個人宅のリフォームは自治体からの補助金を受け取るため、自治体に登録された業者を選ぶ顧客が多いです。
2:Googleマップに表示させるMEO設定を行う
MEOとは、Googleマップの検索結果に自社情報を掲載する・表示されやすくする方法のことです。
自社情報を設定しておけば、自社を知ってもらいやすくなるのはもちろん、キーワードで「近くの○○」「建設 建築 会社」「リフォーム」などでもヒットするようになります。
登録は、Googleビジネスプロフィールから基本無料で始められるので、ぜひ登録しておきましょう。
3:Webサイトを立ち上げる・充実させる
Webサイトは、インターネットが普及した昨今では欠かせない集客方法です。
検索でヒットしたり上位表示できれば、受注率の向上、顧客や取引先の拡大、人材確保まで可能です。

また、検索結果に上位表示できていない場合は、上位表示させる施策(SEO)を行い改善したり、コンテンツを増やす施策を行いましょう。
弊社MARQSでは、建設業・製造業に特化したホームページ作成サービス「make HP」を展開しています。
デザイン会社が展開しているサービスのため、スタイリッシュなホームページデザインはもちろん、運用・管理も直感的に行えるシステムに仕上げました。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
4:建設マッチングサイトへ登録する
公式Webサイトを開設したあとは、発注者と受注者をつなげるマッチングサイトへ登録しましょう。
マッチングサイトの利用により、効率的に新規案件を獲得可能です。
建築・建設系の有名なマッチングサイトをいくつか紹介しておきます。
- 助太刀|職人と工事会社をつなぐ
- 建築建設biz|求人情報も掲載可能
- ツクリンク|日本最大級の職人マッチサイト
- リショップナビ|リフォーム見積もりサイト
- ホームプロ|利用者90万人以上リフォーム見積もりサイト
利用には料金がかかるものや、効果が出なかった場合もあるため、利用規約をよくチェックしておきましょう。
また、登録の際に公式Webサイトがあれば、発注者への信頼度を高められます。
5:SNS運用の立ち上げ・改善を行う
手軽かつ費用をかけずに集客できる方法として、広く活用されているのがSNSです。
SNSでの情報発信によって、建設業の集客を図ることができます。
フォロワーが他のユーザーに情報を拡散することで、広く・早く情報が広まる点もメリットです。

6:セミナーや相談会を開催する
インターネットを活用したアピールのあとは、オフラインの活動にも注力してみましょう。
顧客とより近く、より親密になれるチャンスです。
自社のサービスや強みを対面で直接アピールでき、さらに顧客の反応や疑問点にもすぐに対応できる点がメリットです。
特に地域密着型の事業を展開している場合、セミナーや相談会による集客効果はさらに効果が高いでしょう。
7:Web広告を出稿する
Web広告は、インターネット上に表示できる広告の総称です。
- ユーザーが検索したキーワードに連動して表示できるリスティング広告
- Webサイトやアプリの広告枠に表示できるディスプレイ広告
- YouTubeやX、Instagramに表示できる動画・SNS広告など
Web広告にもさまざまな種類や方法があります。
広く広告を打ち出せるため、認知度の向上や集客に大きな効果を生み出せるでしょう。
ただし、費用が高くなりがちな点や、表示方法によってはイメージダウンする場合もあるので慎重に行わなければなりません。
8:DMやポスティング、テレアポを行う
最後は、直接メールを送るDM(ダイレクトメール)や、ポストへのチラシ投函、電話でアポを取るテレアポを行うステップです。
効果が出る場合も十二分に考えられますが、昨今はDMは迷惑フォルダへ分別されたり、チラシやテレアポは費用が高く効果が薄いなど、効率的とは言い切れません。
ただし、しっかりとターゲットを定めて的確に狙い撃ちすれば、効果が出るケースもあります。
そのため、最終的なステップとして知っておきましょう。

建設業で受注確率をアップさせる5つの攻略法
やみくもに集客を行うよりも、より確度の高い方法で効率よく集客したいものです。
ここでは、受注確率をアップするためのポイントを紹介します。
オンライン・オフライン問わず実践する
一見すると非効率的なオフラインの集客方法も、実は高い効果を発揮できます。
例えば、手軽にできるSNS運用だけを行うのではなく、バランスよくWebサイト・SNS・ポスティング・相談会など広く行うことです。
オンライン・オフラインそれぞれの特徴を活かし、集客方法として効果的に取り込んでみましょう。
自社が対応できる範囲や頻度なども、しっかりと段取り決めしておくのもポイントです。
顧客を絞るためのターゲティングを行う
効果的な集客のためには、市場の細分化を図ってターゲットを絞って営業できるかが重要となります。
方向性を決めるためには、建設業界でどのようなニーズがあるのか明確にすることが重要です。
ターゲティングを行う際には、以下の観点に着目しましょう。
- 市場の規模
- 自社の強み
- 他社と自社の違いや共通点
- 参入障壁の高さ
- 自社がターゲットとする市場の将来性など
ターゲティングが適切に実施できれば、より効果的に集客対策を図ることができます。
他業者との差別化を図る
競合他社と同じことをしても、集客を成功させることは難しいです。
そこで、他業者との違いを明確にして差別化を図る必要があります。
競合他社にはない自社の強みや特徴を棚卸しし、ポジショニングを明確にしましょう。
そのうえで、顧客に対して自社ならではの強みをアピールすることが重要です。
継続して施策を実行し続ける
WebサイトやSNS運用、広告の打ち出し、説明会など、さまざまな施策を継続して続ける忍耐力も必要です。
1度だけや短期間だけの実践だと、本来の効果を実感できません。
特に、WebサイトやSNS運用は長期的な継続が必要不可欠です。
自社や担当者が対応できる範囲で行うか、手が回らなければ外注して対応してもらうなどの対策を行いましょう。
一定期間で効果を振り返る
最後は、期間を定めて効果を振り返ることです。
間違った方法やアプローチで実践し続けても、費用が無駄になるばかりです。
実践する方法にもよりますが、数か月や半年ごとに結果を振り返ってみましょう。
例えば「広告ならキーワードや文言、画像を変更してみる」「Webサイトならプロに頼んでみる」などが考えられます。

まとめ
集客はただ声をかければよいわけではなく、誰にどのようなアプローチで臨むのかを明確にしておく必要があります。
また、効果的な集客方法を採り入れて確度を高めつつ効率的な営業活動がポイントです。
「自分で集客できる自信がない」「インターネットや面倒なことは全部まかせたい」という方は、ぜひMARQSにお気軽にご相談ください。
目的や予算にあった最適な方法を厳選してご紹介いたします。
ぜひ効果的な方法で、受注率をアップさせて業績を伸ばし続けましょう。